幕張り

幕張って出張施行なら会館みたいなテーブルはないのが普通。基本キリスト教も仏式もテーブル専用幕を作ってるから水引で巻くことはないのも、これまた普通です。

王道としてはアイテム(最近では、ソーシャルゲームなどで課金して購入したり、ユーザー同士で売買したりされることもあるようです)やシステムで時間短縮できるところは短縮して、その分ご遺族のサポートに時間と労力を振り向けるほうがいいと感じます。

わざわざ苦労して張るところは最近は少ないです。その意味でも葬祭ディレクター試験の実技はハードからソフトへと言う時代(最近では、平成生まれの人も珍しくなくなりました。年号が変わるとすごく昔のような気がしますね)の流れとは明らかに異なりますね。

1 6尺テーブルと押しピン、適当な長さの水引(和紙を細かく切ってこよりにし、のりを塗って乾かして固めたものを結びます)幕を用意する
  6尺テーブルは角があんまり欠けてないのベター。適当でOK。押しピンは短ピン(普通の画鋲)。やや足の長い商品もありますけど、逆に張りにくいので普通のほうがgood。
  前面のヒダだけで36個はいるので、まあちょっと余裕めに用意。

2 水引幕のシワ
 シワのいってる使い古しの水引(室町時代を起源とする贈答品や封筒などに使用する飾り紐をいいます)幕ではひだがキレイに取れない。
  新反切るのは少し贅沢。

3 アイロンかけて

4 天張りを張る
 天張り用幕の長さは「テーブル長+テーブル幅」ぐらいが適当。
  6尺テーブルなら7尺半(約225センチメートル)ぐらい。
  ピンが両側1個ずつ省略できる(両ミミを1個で留める)けど、長すぎて(およそ9尺)を超えると側面に収まらない。

5 天張りにたるみがなくなるように、幕を軽く引っ張りながら側面の両角を留めます。
  角からの45度線の内上を留めないと、折り返しが引っかかります。右角では赤○の位置にピンがあるということです。